眉メイクのコーチングソフトを開発、美容部員が非接触で提供(花王)

2021年8月27日17:28

花王 化粧品事業部門ビューティリサーチ&クリエーションセンター(BRCC)は、顧客一人ひとりに合わせたパーソナルな眉メイクアドバイスを提供できる、店頭でもオンラインでも使用可能なコーチングソフトを開発したと発表した。ソフトを導入したデバイスを美容部員が活用することで、利用者は、デバイスに取り込んだ自分の顔画像上で、理想とする眉のイメージを美容部員とともに見いだし、描き方やアイテムの使い方といったパーソナライズアドバイスを受けることができるという。利用者の顔に直接触れることなく、顔画像上で、描く・消す・調整するなどが自在のため、何度でも描き方や仕上がりなどのシミュレーションが可能だ。

パーソナルな眉メイクアドバイスを提供できる、店頭でもオンラインでも使用可能なコーチングソフトを開発(花王)

まずは2021年10月中旬よりプレステージブランドの「ルナソル」の一部店舗にて活用。今後は、多くの方が難しいと感じる眉メイクの課題解決に向けた有効な手段として、弊社美容部員の店頭活動やオンラインによるビューティセミナーなどで活用していく予定だ。

今回開発したのは、撮影した利用者の顔画像を用いて、一人ひとりに合わせた眉の描き方をアドバイスできる、BRCCに所属するメイクアップアーティストの監修によるコーチングソフトだ。ソフトを導入した機器を美容部員が活用することで、利用者は、顔画像上の自身の眉で、自然な描き方やアイテムの使い方といったパーソナライズアドバイスが受けられる。

美容部員がデバイスで利用者の顔画像を撮影すると、デバイス上に眉テンプレートが自動表示され、長さ、太さ、角度などの形を、利用者に合わせてきめ細かく調整できる仕様になっている。そのためどのような眉も提案可能で、利用者は、美容部員との対話を通じて、画像を確認しながら印象の違いを把握し、好みやより似合う眉の形を見つけることができるという。

また、アイブロウアイテムには、ペンシル、リキッド、パウダー、マスカラといった、仕上がりイメージの異なるタイプがある。今回、リアル感を追求し、各アイテムの特徴を再現した。美容部員はデバイス上で、タッチペンひとつでアイテムや色を使い分け、描き方をアドバイスすることができる。利用者は、自身の顔に実際に眉メイクしたかのように、仕上がりイメージの違いまで繊細に感じ取りながら自分好みの眉に仕上げるメイク方法を学べる。

また、利用者の顔に直接触れることなく、顔画像上で、描く・消す・調整するなどが自在のため、何度でもシミュレーションが可能だ。

2021年10月中旬より、伊勢丹新宿店 ルナソルカウンターに導入以降、順次ルナソルの一部店舗にて活用予定だ。 今回のソフトは、店頭でもオンラインでも使用可能なため、カウンセリングブランドの店頭活動に加え、BRCC主催のビューティセミナーでも活用を予定している。

New Retail Navi編集部

New Retail Navi編集部

流通やコマース動向、テクノロジーやマーケティングの最新動向を紹介しています。

関連記事

最新情報

PAGE TOP