2021年8月3日8:00
コークッキングは、茨城県と「食品ロス削減に向けた連携協定」を締結した。同協定では、茨城県とコークッキングが相互の資源を活かし、消費者、飲食店及び小売店等のフードロス削減に対する意識の向上と行動の変容を促し、茨城県内におけるフードロスの削減を推進することを目的としている。
同協定における両者の役割として、コークッキングは、TABETEを利用する事業者や消費者に向けた情報発信、いばらき食べきり協力店制度の周知・広報、茨城県内における実績資料の提供、などとなる。茨城県は、県のホームページや広報物、イベントなどでの県内でのTABETE活用に向けた情報発信県内食品関連事業者とのコーディネート、などとなる。
茨城県では、「食品ロス」の削減に協力してもらえる飲食店や宿泊施設等を募集して登録・紹介する「いばらき食べきり協力店」等の取り組み等を通じて事業者の食品ロス削減を推進している。また、大消費地である首都圏に近く、大手食品製造業が数多く立地している同県では、食品生産工程における生産ロス、汚損、過剰生産などのロスを減らすことを目指しており、食品ロス量の把握方法について調査・検討を進めるとともに各種施策を推進しているそうだ。
フードロス削減アプリ「TABETE」のユーザーは約42万人、掲載約1,560店舗(2021年8月)となる。飲食店や小売店は、廃棄の危機にある食べ物を1品から出品可能。出品したメニューは即時にTABETEアプリに掲載され、ユーザーが閲覧できるようになる。購入が確定するとお店に通知が届き、購入者が来店したら、アプリの画面を確認して商品を渡せば「レスキュー」完了となる。なお、アプリ上でクレジットカード決済を済ませてから引き取りに行く仕組みのため、店頭での金銭のやり取りは発生しないという。