リテールDXプラットフォームの提供、OMOマーケティング施策実現へ(アイリッジ/Wi2/データセクション/Flow Solutions/Qoil)

2021年8月2日18:29

アイリッジ、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)、データセクション、Flow Solutions、Qoilの5社は2021年8月2日に業務提携し、同日より、企業が自社で展開するアプリを通じて来店顧客へ最適な情報配信を可能にする業界初のリテールDXプラットフォームの提供を開始すると発表した。

業務提携のイメージ(アイリッジ/Wi2/データセクション/Flow Solutions/Qoil)

同プラットフォームは、小売業をはじめとする企業各社が顧客向けに提供しているアプリを通じ、利用者へ店内のセキュアなWi-Fiへの自動接続を提供するとともに、企業からの最適な情報配信を可能にする。既存アプリの効果を最大化することにより、企業によるマーケティング活動をより高精度かつ円滑なものとし、顧客の消費意欲と購買体験の向上を実現するそうだ。

具体的には、Wi2によるセキュアなWi-Fiへの自動接続機能と、アイリッジのアプリマーケティングツール「FANSHIP」、データセクションの店舗内カメラデバイスによる小売店支援ツール「FollowUP」、Flow Solutionsのデータ活用AIプラットフォーム「Flow」、Qoilの店頭マーケティングノウハウを組み合わせた統合型OMOソリューションとなる。同サービスを導入する各企業のアプリ利用ユーザーが、店舗にてセキュアWi-Fiに接続したことを契機に、各アプリ会員に応じた最適な情報を配信することが可能となる。その後、ユーザーの同意のもと得られた情報を、データセクションおよびFlowのデータ分析・可視化技術で分析し、Qoilによる店頭マーケティング施策を実施することで、データに基づくOMOマーケティング施策を実現するという。

導入企業はリテールDXプラットフォームを利用することで、ECを含む購買・来店データに基づいた店頭でのレコメンドや、ロイヤルカスタマーへの高度な接客サービスを、スタッフレベルを問わず属人化を回避して行うことができる。また、顧客は店舗来店と同時に、自動でセキュアなWi-Fi環境を利用でき、データ送受信量を気にせずストレスフリーなOMOショッピングを楽しめるとしている。

New Retail Navi編集部

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