ARで商品サイズや設置イメージを確認できる「カタチスペース」の定額制プランを提供(カシカ)

2021年7月9日10:25

カシカは、通販サイトなどの運営企業やデジタルプロモーションを扱う法人向けに、専用アプリ不要で手元のスマートフォンやタブレット端末上で、AR(拡張現実)化した商品を、“目の前にあるような”存在感で実寸や設置イメージを表示・共有できるサービス「カタチスペース」の定額制プランを提供開始した。同サービスにより、顧客の購入意思を固めるのに必要な判断材料の充実化を図り、購入意欲の刺激も期待できるという。

「カタチスペース」では、3Dスキャン撮影・AR化した実際の商品を、顧客は店舗に来店することなく、自宅などの遠隔地で、スマートフォンやタブレット上で商品をAR表示させて、実寸・質感・形状を確認することができる。今回、月額定額制プランとしてサービス化した。

カタチスペース(カシカ)

従来、通販サイトや実店舗での買い物時、サイト上の商品写真や動画、実寸サイズ表記や色見本などの概要情報だけでは、自宅などで商品の設置を具体的にイメージすることは困難だという。通販サイト訪問者が、サイトに組み込まれたカタチスペースのボタンを押すと、スマートフォンのカメラが起動し、仮想的に商品が自宅の部屋やテーブルの上に設置されて、目の前に商品が実在するかのような体験をすることができる。AR表示には専用アプリのインストールが不要で、AR表示中の画面から商品決済ページへ直接進むこともできる。

顧客は、実物と変わらない寸法・質感・形状で作成されたAR化した商品を利用することで、配置確認や自身のアイテムと組み合わせるなど、利用シーンを明確にすることができるそうだ。

カタチスペースを使って実物と、サイト上に載せた商品写真とのイメージギャップを減らすことにより、購買までの不安の払拭や購入意思決定までの時間を短縮し、直感的な購買体験を提供、また、商品の返品率の低下につなげることも可能となる。

既存サイトや自社アプリへのARの導入は、カシカより発行されるiframeを組み込む。AR表示画面には、購入ページやキャンペーンサイトに遷移することができるリンクの設定が可能だ。購入意欲を保った状態で、決済まで進められるので購入の離脱機会を防ぐそうだ。

New Retail Navi編集部

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