お台場ヴィーナスフォートでインタラクティブなXR体験提供(森ビル/NTTドコモ)

2021年7月6日18:07

森ビルとNTT ドコモは、森ビルが管理・運営する「お台場 ヴィーナスフォート」を舞台に、現実の景観とデジタルコンテンツを融合させたXR空間上で、遠隔地からも現地にいるかのようにショッピングやフィールドゲームの体験を可能とする実証実験を、2021年7月 9日から実施すると発表した。同実証実験は、都市づくりを通じて都市とライ

フスタイルの未来を模索する森ビルと、XRや 5Gを活用して新たな価値の創出や社会課題の解決をめざすドコモの、より便利で豊かな都市生活を実現したいという想いが合致したことにより、実施することとなった。

~遠隔地からも現地にいるかのようにショッピングやフィールドゲームを楽しめる(森ビル/NTTドコモ)

2021 年 3 月に同所で実施した実証実験の第 1 弾では、タブレットやウェアラブルデバイス「Magic Leap 1」を介した回遊型の AR 体験の技術検証を行った。デジタルツインデータを活用し、現実世界の景観にあわせて、街の情報、周辺の交通機関の情報やバーチャル広告などを表示したり、天使などのキャラクターが現実空間の各スポットに登場し、その場にいる仲間とバトルができる、マルチプレイゲーム体験を提供した。

第2弾となる今回は、前回の実施内容に加えて、現地におけるAR体験に加え、PCやVRゴーグルを介して遠隔地からの体験も可能にする“XR 空間”を提供する。いつでも、どこでも、誰もが、同時に、同じコンテンツを見られる、インタラクティブなXR空間によって、遠隔地に居ながら、デジタル広告を通じた未来のショッピングや、キャラクターが登場するフィールドゲームを、現地と同様に体験することが可能となる。さらに、ドコモが開発を進めるXRコンテンツ開発ツール(開発協力:ホロラボ)と連携したセンサープラットフォーム 「Linking」を用いて、人感センサーで取得した館内の混雑状況や、ビーコンデバイスを持った子どもの居場所などのリアルタイムな情報を分かりやすく可視化する検証も行う。

なお、ヴィーナスフォートに来館の一般の利用者を対象とした体験イベントも実施するそうだ。

New Retail Navi編集部

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