店頭プロモーションを支援する「リアルDATAサイネージ」(凸版印刷)

2021年6月21日17:50

凸版印刷は、店頭プロモーションをしながら購買行動データを取得し、企業の効果的な店頭プロモーションを支援する「リアルDATAサイネージ」を2021年7月1日より提供開始すると発表した。

「リアルDATAサイネージ」は、店頭に設置したサイネージを使った店頭プロモーションに加え、サイネージに搭載したカメラを用い、来店者の性別や店内での行動といった購買行動を可視化できるという。映像コンテンツ制作からサイネージのPOP化まで対応する「店頭サイネージサービス」と、来店者の行動把握・インフラ整備支援を行う「データ取得・分析」「設置・回収・メンテナンス」の3つをワンストップで迅速に行う。

「リアルDATAサイネージ」概要(凸版印刷)

店頭での利用につなげるさまざまなサイズのサイネージをラインアップ。凸版印刷が行ってきた店頭プロモーション支援のノウハウを生かし、それぞれの企業や商品、設置場所に適したPOP型サイネージとして提供。また、店頭プロモーションで有効な映像コンテンツの企画・制作も対応可能だ。

サイネージに搭載したカメラと顔認識技術を用いて来店者をトラッキングすることで、年代など来店者の属性や、来店者数、滞在時間といった店頭での購買行動をデータ化。取得したデータは独自開発のビューワーで検索・整理ができる。

さらに、凸版印刷の消費行動研究室が行っている消費行動調査や、人物特徴や行動履歴に応じてリアルタイムに最適なコンテンツを配信する「AI販促」と組みわせることで、より高度な購買行動の解析が可能になるとしている。

加えて、POP型サイネージの組立・設置・回収から、故障時の修理対応、映像コンテンツの更新まで対応。また、デジタル機器に専門的に対応できるラウンダーを組織化し、クオリティの高い対応を提供する。

凸版印刷は、2021年度において「リアルDATAサイネージ」とその関連受注も含めて10億円の売り上げを目指す。

New Retail Navi編集部

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