2021年6月18日15:42
大興電子通信は、河淳(KEYUCA)の顧客管理システムを全面刷新したと発表した。従来から運用していた店舗POSシステムと、新たに立ち上げたECサイトは別々のシステムが稼働していた。さらにスマートフォンアプリもパッケージソフトを導入したことも重なり、システム間の情報連携がスムーズに行えず、効果的な販売促進活動に結びつかないという課題があった。
新顧客管理システムでは、異なるベンダーが開発したそれぞれのシステムはそのままに、データを連携して一元管理が可能となった。
システムの導入効果として、スマートフォンアプリ会員が増加。商品購入後即時にポイントが付与されるようになり、 顧客満足度が向上した。また、実店舗・ECサイトに加え、スマートフォンアプリでも買い物をする人が増加した。さらに、デジタルコンテンツの充実化を図り、オンラインでも丁寧な接客を可能にしたそうだ。
今後は、集積したデータを商品開発や品揃え、商圏分析など、さまざまなマーケティングに活かし、商品を使用するイメージやストーリーを動画などの多角的な表現で情報発信してくい予定だ。また、顧客情報を店舗設計や出店計画に活用し、中長期的に店舗運営の基礎作りを進めていくという。