2021年6月16日16:49
凸版印刷は、イオン九州の福岡県2店舗と長崎県1店舗において電子棚札を導入し、店舗での作業負荷削減の効果検証を2021年4月12日より開始した。
今回の効果検証にあたり凸版印刷は、消費者が理解しやすいデザインのテンプレートを作成し、タイムセールやイベントなどの特売情報と売価変更イベントなどの情報が基幹システムから自動で反映される自社開発の「トッパン電子棚札システム」を展開導入した。今まで実店舗で行ってきた貼り替え作業が不要になる。店内の約9割の紙プライスカードを電子棚札に置き換えたことによる、 貼り替え作業の負荷低減と、売上効果について検証を行う。
導入店舗は、マックスバリュエクスプレス大濠店、マックスバリュエクスプレス姪浜駅前店、マックスバリュ梅田店となるそうだ。
今回開発したシステムは、凸版印刷が長年培ってきた印刷技術と電子ペーパー事業での知見を活かし、日本語の文字処理に特化したレイアウトや、見やすいフォント・デザインでの表示を実現。データ配信・管理機能・スマートデバイス操作も日本の店舗オペレーションに合わせた形で提供するという。
凸版印刷は、 今回の実証実験で作業負荷低減効果と売上効果の検証を行い、 小売流通業向けに本格的に提供を開始する。また、今回の検証をうけ、「トッパン電子棚札システム」に搭載する機能の拡充を図り、2025年度までに関連受注含めて、累計約50億円の売上を目指す。