2021年6月9日11:34
中国消費者向け日本商品特化型越境 EC プラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラは、中国でトップクラスの短尺動画プラットフォームを運営する「快手(Kuaishou)(読み:クアイショウ)」と提携し、日本企業初の越境ECプラットフォームパートナーとして参入すると発表した。快手は2021年より新たに越境ECプラットフォームを開設しており、約2カ月間にわたりシステム連携と物流連携のテスト運営を行った。このほど「豌豆公主海外専門店」を開設し、同日より日本商品の販売を正式に開始する。これにより、中国で3億人ものユーザーが利用する新たなSNSプラットフォームである「快手」上での日本商品の展開が可能となる。また、快手KOLと連携し、日本ブランドに対して、「快手」上でのマーケティング・ブランディング活動のサポートを開始する。
さらに、今後、日本ブランドの「快手(Kuaishou)」上での旗艦店運営のサポート事業も開始する予定だ。
「快手」は、短尺動画・ライブ配信APPとして、中国の若者を中心に爆発的人気を誇り、DAUが3億人超の中国トップクラスの短尺動画プラットフォーム。短尺動画投稿のみならず、ライブ配信やECサイトとしても利用でき、KOLによるライブコマースの中核的な存在として、中国内でも注目されているそうだ。「快手」は、ライブ中に他プラットフォームの商品紹介が可能なECプラットフォーム「快手小店」を独自で構築し、Eコマースサービスがローンチされた。2020年、「快手(Kuaishou)」のEコマースでの商品販売の総額GMVは、すでに3,800億元(約6兆円)を突破し、2019年の約5倍成長している。