アイオイ・システムを子会社化、物流DXに参入(凸版印刷)

2021年5月28日11:24

凸版印刷は、デジタルピッキングシステム提供のアイオイ・システムの発行済み株式の75.8%を取得し、2021年6月に子会社化の手続きを完了する予定であると発表した。

アイオイ・システムは、国内および海外72カ国でEC倉庫や3PLの配送センター、組立工場などにデジタルピッキングシステムを納入し、物流業界や製造工場の課題を解決するシステムを構築する技術力とノウハウを保有している。一方、凸版印刷はサプライチェーン全体のデジタル化を推進し、2万社を超える企業との取引実績を強みに、DXソリューションを開発・運用するビジネスを展開している。

中小規模のアセットライトなピッキング・仕分け工程に導入するシステム・機器のイメージ。 主なサービスは図中赤字の「PPS(プロジェクションピッキングシステム(R))」 、 「SAS(シャッターアソートシステム)」、 「AGV(自動搬送ロボット)」など’(凸版印刷)

両者は物流市場の変革を新たなビジネスの機会と捉え、両者の技術・ノウハウを組み合わせた最適なデジタルソリューションの提供により、流通や小売、食品、製薬、家電関連企業などさまざまな業界の物流効率化に貢献するとともに、さらに多くのパートナー企業とも連携し、物流工程全体の合理化による業界の健全な発展と社会的コスト低減への寄与を目指していく。

子会社化の手続き完了後速やかに両者の持つ商品や技術、ノウハウの組み合わせを精査し、 2021年後半より両者協業による本格的な事業活動を開始する。

New Retail Navi編集部

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