スマートシティ等で行動データを基にした様々なビジネスを展開(三菱商事/unerry)

2021年4月23日11:11

三菱商事と、行動ビッグデータに関するプラットフォームを有するunerryは、三菱商事が推進する都市開発・都市運営事業(スマートシティ)等において、行動データを基にしたさまざまなビジネスを展開することを視野に、このほど資本業務提携契約を締結したと発表した。

unerryは、位置特定技術「ビーコン」を利用し、人の行動に関するビッグデータを管理するプラットフォーム「Beacon Bank(ビーコンバンク)」を開発・運営している。さらに、ビッグデータの解析や販売予測モデルの構築、それに基づいた広告・販促・店頭体験の提案等、流通・小売業向けのサービスも提供している。また、既存のさまざまな事業をIoT化し、新たなビジネスモデルを構築・提案することも行っており、特にスマートシティやMaaSに向けて、地域や商業施設における人の流れの解析や顧客の特性に合わせた商品・場所のレコメンド等の情報配信に注力している。

三菱商事は現在、日本及びアセアンにおいて積極的にスマートシティの展開を進めており、 unerryと連携することで、地域における人の流れを解析したデータを基に、都市内のサービス効果を高めることを訴求していく。特に、人の属性/嗜好性に合わせた情報発信、混雑状況の可視化による快適な街づくり等を通して、住民・来街者等の生活利便性を向上することで、サステナブルな街づくりを実現したいと考えているそうだ。

両社は日本のみならずアセアンを中心とした海外展開も積極的に進めていく。まずは三菱商事がインドネシアにおける不動産デベロッパー最大手の1社であるSinar Mas Land社(SML)と協業検討を開始しているジャカルタ郊外のBumi Serpong Damai地区全体(約6,000ha/首都ジャカルタ郊外地区)のスマートシティプロジェクト等で、SMLに対してさまざまな提案を行っていく予定だ。

New Retail Navi編集部

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