QRコード読取で顧客の採寸データを企業・店舗と連携(Bodygram Japan)

2021年4月22日17:48

Bodygram Japanは、自社開発のAI推定採寸アプリ「Bodygram」のデータを、QRコードの読み取りのみで専用ダッシュボード上で共有できる企業向け採寸データ閲覧サービス「Bodygramマーチャントダッシュボード」を複数企業へ本格的に提供開始したと発表した。

同サービスは既存の無料アプリ「Bodygram」のデータシェア機能を活用し、導入に際して特殊な開発工程を必要としないため最短1日且つ安価で導入することが可能だという。専用ダッシュボードの付与のみで完結するサービスのため、最新の採寸テクノロジーをビジネスシーンに取り入れることができるという。

BtoBサービス「Bodygramマーチャントダッシュボード」(Bodygram Japan)

今回「Bodygram」が提供を本格的にスタートする企業向け採寸データ閲覧サービス「Bodygramマーチャントダッシュボード」は、利用企業・店舗ごとに発行されるQRコードをユーザーが読み取るだけで、「Bodygram」アプリで計測したデータを瞬時に企業・店舗が管理するダッシュボードへ連携できるBtoB向けサービスだ。

ユーザーは自身のスマートフォンにダウンロードした「Bodygram」アプリで計測を行い、 提携先企業指定のQRコードをBodygramアプリで読み取ることで、店頭で接客を受ける時にも非接触かつ安全に自らの身体サイズを提供できるとしている。また、オンラインショッピングにおいてもサイズ感をスムーズに確かめることが可能だ。

企業や店舗は、導入時に付与される専用ダッシュボードで顧客の採寸データを閲覧できるため、接客に活かすことができ、新たなサービスや製品開発などにも活用の幅が広がるとしている。

例えば、そごう・西武では、コロナ禍でも安心して利用者に買い物をしてもらうため、「Bodygram」のサービスを2020年11月より西武池袋本店とそごう横浜店に導入した。洋服を着たまま2枚の写真を撮影するだけで採寸できることに加え、サイズの正確性は、同社のベテランフィッターも驚くほどだという。利用者も直接触れずに短時間で採寸可能だ。また、「Bodygram」のサービスが百貨店に来店するきっかけとなり、特に若い世代のサービス利用の体験にもつながっているそうだ。サービスを体験した人の約6割が20~30代で、体験した人の7割以上が商品の購入につながるなど、新しい買い物体験となっているとした。

New Retail Navi編集部

New Retail Navi編集部

流通やコマース動向、テクノロジーやマーケティングの最新動向を紹介しています。

関連記事

最新情報

PAGE TOP