ICT活用の「プリンス スマート イン 熱海」を開業(プリンスホテル)

2021年4月21日21:29

プリンスホテルは、新たなホテルブランド「プリンス スマート イン」の2号店となる「プリンス スマート イン 熱海」を、2021年4月21日に開業した(1号店は2020年10月8日に開業した東京・恵比寿の「プリンス スマート イン 恵比寿」)。

「プリンス スマート イン」ブランドはデジタル世代と呼ばれる若年層をメインターゲットとしたプリンスホテルの新ブランドとなr。ICTやAI技術を導入した非接触型のサービスを基本とし、予約からチェックアウトまで、スマートフォン一台で完結するシームレスなサービスの提供により、ニューノーマル社会で求められる「安全・安心」と若年層が求める“スマートな滞在ニーズ”を同時に実現するホテルブランドであるという。今回の「プリンス スマート イン 熱海」の開業から顔認証によるスマートチェックインを導入し、さらなる進化を遂げた。

予約時は、「プリンス スマート イン」公式アプリをダウンロードしてもらうことで、アプリ内での予約が可能だ。アプリ内では1泊ごとにスタンプを貯めることができ、10スタンプで1泊無料のサービスをする。

また、チェックイン前の利用者の荷物はフロントで預かるのではなく、宿泊の利用者自身でロビーのロッカーに二次元コードをかざして利用する。ロッカーは利用者の到着時からチェックアウト時まで利用が可能なため、ビジネスでの外出や観光で出かる際に活用できる。

チェックイン時は、ロビーの自動チェックイン機を利用してもらうことで、ホテルスタッフと対面することなく、利用者自身でのスムーズなチェックインが可能だ。なお、「プリンス スマート イン 熱海」では、1号店である「プリンス スマート イン 恵比寿」からさらに進化し、顔認証でのチェックインやアプリ上での事前情報入力により、現地での手続きを大幅に簡略化できる機能を導入する。

顔認証チェックイン(プリンスホテル)

さらに、アプリの利用者は従来のようなカードキー形式ではなく、自身のスマートフォンをドアにかざして入室する、スマホキー形式を導入している。

ロビーにはマップ型デジタルサイネージを設置し、観光情報やグルメ情報の提供を行うほか、宿泊者からの情報をマップ上に映すことで利用者同士の情報交換やコミュニケーションの場も提供する。

さらに、全客室に多言語対応スマートスピーカーを設置し、客室の機能や使用方法等の質問に答えるほか、館内案内、音楽プレーヤーとしても使用できる。また一部客室では、スマートミラーで天気予報や音楽の提供を行う。

チェックアウト時は、アプリにて事前決済が済んでいる人は、フロントでのチェックアウト手続きが不要だ。

New Retail Navi編集部

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