SBS東芝ロジスティクスへ棚搬送ロボットシステム納入(東芝インフラシステムズ)

2021年4月2日17:12

東芝インフラシステムズは、SBS東芝ロジスティクスへ棚搬送ロボットシステムを納入した。同社北関東支店(千葉県柏市)に棚搬送ロボット(AGV)20台、ワーキングステーション5基等を納入し、同倉庫で扱う、日本シグマックスの業務に2021年3月から運用されている。

同システムは、AGV、ワーキングステーション、収納棚、充電機で構成され、物流センター内のピッキング作業現場での作業効率化に貢献する。これまでは作業者がピッキングリストに基づいて、該当の棚までカートを押してピッキングしていた。同システムではAGVがピッキングする棚を持ち上げて作業ステーションまで運び、ワーキングステーションがピッキングする荷物の段を指定するので、作業負担の軽減、時間短縮および作業ミス低減を実現する。

AGVによる棚搬送(東芝インフラシステムズ)

また、AGVが自動で最適なルートを通るようにするなど、現地の運用に合わせて、柔軟にシステムを構築することが可能であり、多様な運用形態に対応することができるという。

同社は、棚搬送ロボットシステムの販売を2020年より開始。同システムとこれまで開発してきた荷降ろしロボットなどと連携させた効率的な運用や、業務の見える化、そこから得られたデータの分析、倉庫内全体の最適制御(WES:Warehouse Execution System)を提案し、物流センター全体の業務改善に貢献していきたいとした。

New Retail Navi編集部

New Retail Navi編集部

流通やコマース動向、テクノロジーやマーケティングの最新動向を紹介しています。

関連記事

最新情報

PAGE TOP