オンライン診療・服薬指導システム「YaDoc Quick」と「B2クラウド」連携(インテグリティ・ヘルスケア/ヤマト運輸)

2021年3月4日18:45

インテグリティ・ヘルスケアと、ヤマト運輸は、コロナ禍で急速に広がる遠隔診療における調剤薬局の業務効率化に向け、インテグリティ・ヘルスケアが提供するオンライン診療・服薬指導システム「YaDoc Quick」とヤマト運輸の法人向けwebサービス「ヤマトビジネスメンバーズ」の「送り状発行システムB2クラウド」のシステム連携を2021年3月4日から開始し、処方薬発送時の業務負荷軽減を支援すると発表した。

システム連携イメージ(インテグリティ・ヘルスケア/ヤマト運輸)

新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、2020年4月から希望する患者には初診からオンライン・電話による診療、同年6月からは、服薬指導が時限的・特例的に可能となり、インテグリティ・ヘルスケアは、2020年8月から、専用アプリケーションのインストールなどの面倒な初期作業を必要とせず、診療予約から医療費決済までを含むオンライン診療、および服薬指導の予約やビデオ指導、処方薬の決済までを含むオンライン服薬指導を一気通貫に実現するサービス「YaDoc Quick」をリリースした。

ヤマトグループは、2020年6月から、新たに発生した調剤薬局での処方薬の発送業務に関する課題解決を行うため、薬局向け専用サイトを開設するなど、各パートナーと連携しながら遠隔処方領域における調剤薬局などへの物流サービスを積極的に提供してきた。このほど、今後も拡大する遠隔診療を見据え、調剤薬局にとってもさらに利便性の高いオンライン診療・処方に関わるサービスの提供を目指し、両社のシステム連携を開始する。

「YaDoc Quick」と「ヤマトビジネスメンバーズ」の「送り状発行システムB2クラウド」をAPI連携することで、調剤薬局は、オンライン診療・処方から配送伝票発行、荷物追跡といった配送管理までをワンストップで行うことが可能になり、患者は「YaDoc Quick」へ個人情報を登録するだけで、処方薬の配送・受取に関わる情報と連携されるため、よりスムーズにオンライン診療から処方薬の受け取りまで完結することができるという。また、クロネコメンバーズ加入者であれば受け取り場所や時間の変更が可能になる。

New Retail Navi編集部

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