VR技術と5Gを活用した未来の物産展の実証実験(JR東日本/NTTドコモなど5社)

2021年3月4日18:37

JR東日本、 JR東日本スタートアップ、ABAL、NTTドコモは、2021年3月17~28日までの期間、東京駅に隣接する「JAPAN RAIL CAFE」にて、VR技術と5Gを活用した未来の物産展の仕組み「Hybrid Retail Platform」の実証実験を実施すると発表した。地方の観光・物産・食をVR技術で再現することで、移動が制限される状況においても地方の魅力を体験できる新たな観光と小売りビジネスの形を検証するという。

「未来の物産展from 青森」の実証実験(JR東日本/JR東日本スタートアップ/ABAL/NTTドコモ)

東京駅で実施する実証実験「未来の物産展from青森」は、JR東日本のターミナル駅という空間、ABALのABALシステム、そしてドコモの5G通信を組み合わせ、 青森県の観光・物産・食をVR技術で体験できる新しい形態の物産展となるそうだ。

JR東日本では、 地方創生の一環として各地の物産展を首都圏駅で積極的に取り組んできた。しかし、出店事業者は長距離の移動が必要なため負担が大きく、物理的距離が事業の拡大を阻害していたという。

今回の実証実験では、VRと5Gの技術を活用する「未来の物産展」が、物理的距離や出店コストなどの課題を解消し、地方事業者の都心でのビジネス展開をより行いやすくするソリューションであるかをJR東日本スタートアッププログラムの一環で検証する。

さらに、ドコモとABALが推進する5G通信を利用したXRソリューションのモデルケースという観点からも、その有効性や実用性の確認を行う。

具体的には、「Hybrid Retail Platform」によって、JR東京駅八重洲中央口外「JAPAN RAIL CAFE」内特設コーナーに、青森県の観光名所を5階建ての建物としてVR空間に再現する。 ユーザーは、 VRゴーグルを装着することでVR空間内に入り、 青森県を旅する。ABALの「多階層空間移動」技術によって、ユーザーはVR内のエレベーターに乗って各フロアに移動し、VRコンテンツを楽しむことが可能だ。フロアは、青森ねぶた祭・弘前城の桜・奥入瀬渓流・岩木山(津軽富士)・A-FACTORY(エーファクトリー:シードル工房)の全部で5種類となる。

また、今回の実証実験では青森県の地産品やご当地グルメを購入できるVRショッピングの仕掛けも用意した。VR内で選択した地産品やご当地グルメは、VR体験終了後、「JAPAN RAIL CAFE」内にて決済し、商品を受け取ることや物産展限定メニューの飲食をその場ですることが可能となる。

New Retail Navi編集部

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