2021年2月5日18:47
アイリッジは、東芝テックおよびリゾームと協業し、スマホアプリを手軽に導入できるショッピングセンター向け顧客システムの提供を2021年4月1日に開始すると発表した。同ソリューションの利用企業は、ショッピングセンターにおけるスマホアプリを活用した販促から分析、テナントでのクーポン利用分の返還に至るまで、トータルに実現できるようになるそうだ。
本ソリューションは、東芝テックの店頭端末および周辺システムと、リゾームの会員販促インターフェース、アイリッジのアプリ開発・運用サービスのシステム連携により、店頭や会員サイトのデータを活用した顧客コミュニケーションの取れるアプリを、ショッピングセンター向けに提供するものだ。システム連携対象サービスは東芝テックの売上管理システム「SX-7000」とテナント端末「SC Core」および顧客分析・プロモーションサービス「Direct Promotion」、リゾームの会員サイトサービス「PromotionGATE」、アイリッジのアプリ開発・運用・販促パッケージ「FANSHIP for Multi」となる。「FANSHIP for Multi」を用いて開発することで、短納期かつコストを抑えたアプリ導入が可能だ。
ショッピングセンターのスマホアプリに必要な機能をパッケージ化しているため、デベロッパーは初期コストを抑えて短納期での自社スマホアプリの導入ができる。また、アプリ上で会員情報入力やバーコード表示を行うため、入会申込書など会員情報の登録・更新作業にかかる作業負荷や管理コスト、ポイント磁気カードのコスト、テナントでのクーポン利用分の返還業務を削減できる。
さらに、購買履歴や顧客属性データに基づき、ターゲットを絞ったスマホへのプッシュ通知やクーポンの送付を行うことで、即時性のある効果的な販促が実現できるとしている。
消費者はショッピングセンターのテナント情報・イベント情報やクーポンなどを、スマホでリアルタイムに確認・受領できる。また、ポイント磁気カードやクーポン券を常時携帯し、店舗で受け渡しをする必要がなくなるので、店員とのコンタクトレスな買い物が実現できる。