ビジネットシステムを買収、個客の購買体験に向けた包括的な支援体制構築(アクセンチュア)

2021年2月2日18:17

アクセンチュアは、アパレルをはじめとした小売業界向けに、主にSalesforce Commerce Cloud、および自社開発のOMS(order management system)を活用したeコマースサイトの構築や運用事業などを手掛けるビジネットシステムを買収したと発表した。

ビジネットシステムを買収(アクセンチュア)

eコマースの進化に伴い、企業は個客を中心に据えた最適な購買体験の実現に向けた変革を加速させている。今回の買収によって、ビジネットシステムが持つeコマース体験を実現するサイト構築、およびその運用力と、アクセンチュアが持つテクノロジーと人間の創意工夫に裏打ちされた、デジタル戦略の立案、実行から、生産、物流に至るまでバリューチェーン全体のプロセスに精通した知見が融合されるとしている。2社によって、オンラインとオフラインの垣根のない、一貫した顧客体験が実現され、一気通貫したデジタル変革に向けた顧客の支援体制がさらに強化されるそうだ。なお、同買収に関する詳細は非公開だ。

ビジネットシステムは1999年の創業以来20年以上にわたり、国内アパレルをはじめとした小売業界の顧客を中心に、60社を超える企業のeコマースサイトの構築やシステム開発、運用を手掛けてきた。特にセールスフォース・ドットコムのクラウド型eコマースソリューションである「Salesforce Commerce Cloud」をベースとした開発力が非常に高く、数多くのブランドのeコマースサイトを構築し、国内トップレベルの実績を誇っているそうだ。また、Salesforce Commerce Cloudとシームレスに連携するOMS (order management system)を自社開発しており、アパレル以外の業種における導入実績も有している。アクセンチュアではビジネットシステムが持つこれらの優れた資産、および新たに参画する約40名の高い専門性によって、商品やサービスのタッチポイントの最適化で優れた顧客体験の創造に加え、企業やブランドの存在意義に立脚し、経営そのものを顧客体験の創造を中心としたビジネス全体の変革支援を行うアクセンチュア インタラクティブが提供するサービスの強化につなげるという。

New Retail Navi編集部

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