非光学式センシングシステムで店舗の来店者数をリアルタイムに把握(トーヨーケム)

2021年1月28日16:14

トーヨーケムは、HANEDA INNOVATION CITY内の飲食店舗HICity Square café/barの出入り口2カ所に、 センシングシステム「Fichvita(フィッチヴィータ)」を設置し、 来店者数や滞在者数をリアルタイムに把握する実証実験を実施すると発表した。

通常、来店者数を確認するにはPOSシステムにより購入者数をカウントすることが一般的で、非購買者を含んだ来店者数の把握は困難だったというが、出入口に「Fichvita」を敷設することで、入店した時点でのカウントが可能になるという。また店舗内の滞在人数をタイムリーに把握し、「密」にならない空間づくりをサポートするそうだ。

フロアへの設置状況(トーヨーケム)

トーヨーケムが開発した「Fichvita」は、設置環境の明るさや光学式特有の死角の影響を受けずに人の行動を検知できる、非光学式行動検知システムとなる。 床に設置したセンサーパネルの上を歩くことで、歩幅や歩行速度、歩行方向、通行人数、転倒状態などが検出できるという。これにより、プライバシーに配慮する必要からカメラが設置できない場所でも、匿名性を保ったまま人の行動を検知することができ、生活者から「被視感」を払拭し、生活に溶け込んだセンシングが可能だとしている。

New Retail Navi編集部

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