転売等の不正購入検知サービスを提供(Spider Labs)

2021年1月22日13:17

Spider Labsは、転売等の不正購入検知サービスを提供開始した。同サービスは、アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」で蓄積されたノウハウと技術を活用し、 不正を検知している。

アドフラウド対策の技術を活用した転売等の不正購入検知サービス(Spider Labs)

ここ数年、 化粧品や健康食品などを取り扱う通販業界では、通常商品よりも安価な初回お試し商品や希少価値の高い商品が転売目的で購入されることが問題となっているという。副業情報、小遣い稼ぎといった訴求で情報商材などが流通していることも転売増加の要因となっており、発送業務におけるコストや人件費、見込み客が転売商品へ流れてしまったりと、直接的・間接的な被害は月数百万を超えるとも言われているそうだ。またコロナ禍でのECサイト利用率の増加に伴い、EC 施策を増やした企業等からの被害報告も寄せられているという。2018 年にはコンサートチケットなど転売の規制強化のため、チケット転売規制法が成立したが、こういった健康食品や化粧品などの購入に関する規制はないそうだ。

同サービスは、 アドフラウド対策の技術を活用し転売ヤーのある一定の特徴を検出、不正購入を検知することができる仕組みだ。通常、通販事業者からすると新規顧客にしか見えない初回お試し商品購入者を、独自に防止することはほぼ困難だという。しかし、同サービスにより不正購入を検知すれば、転売を防止でき、ブランドイメージや商品価値、ひいては売り上げ確保につながるとしている。

New Retail Navi編集部

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