広告配信、顧客分析、来店効果検証までをワンストップで提供(KDDI/Supership)

2020年12月28日18:13

KDDIとSupershipは、商業施設や店舗への効率的な集客や販促活動の実現を目的に、オフラインとオンラインのデータを融合して広告配信、顧客分析、来店効果検証までをワンストップで提供するOMO (Online Merges with Offline) ソリューション「One Data Marketing Platform」を2020年12月23日から提供している。

施設や店舗の集客、販促施策などのストアマーケティング活動において、これまでは現場の経験に基づいて仮説を立てるケースが多く、集客や販促施策の十分な効果検証が実施できないなどの課題があったという。

また、ウィズコロナを前提とした消費行動においては、今までの経験に基づいて仮説を立てることが難しく、さらに、施設や店舗の運営者は混雑解消や密集回避など、安心・安全な環境を提供することが求められるようになっている。

「One Data Marketing Platform」は、施設や店舗のオフラインデータと広告主が持つオンラインデータに加え、KDDIとSupershipの提供する高精度な属性データをつなぎあわせ、施設や店舗利用者の属性や行動、広告効果を正確に可視化する、ストアマーケティングに特化したソリューションとなる。さらに、IoTセンサーを活用して階数をまたいだ移動を含む動線、移動速度、滞在時間など、施設や店舗内の利用者の行動を高い精度で可視化することができるという。

「One Data Marketing Platform」の提供イメージ(KDDI/Supership)

これにより、集客を目的とした販促・広告などのマーケティング活動において、顧客分析、広告配信、効果計測までをオフラインとオンラインのデータを横断して一気通貫で行うことができるほか、集客を行いたい商圏を対象としたオンライン広告の来店成果の検証や、一度店舗を訪れたことのある利用者へ向けた広告配信によるリピーター化など、企業のニーズや環境にあわせたマーケティング施策の実行と効果検証が可能となる。

さらに、「One Data Marketing Platform」は、小田急線沿線を中心にデータとインサイトに基づいたエリアマーケティング支援を展開する小田急エージェンシーに先行導入している。小田急エージェンシーは、同社が交通広告媒体を運営する小田急線沿線駅におけるデジタルサイネージの媒体価値向上と出稿コンテンツの最適化を目的として、時間や場所を軸とした利用者の増減やその属性を可視化するため、「One Data Marketing Platform」の顧客分析機能や店内分析機能を応用して利用しているそうだ。

New Retail Navi編集部

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