2020年12月14日18:08
DHLサプライチェーンは、ベイクルーズの店舗とECの事業成長を支えるために、千葉県にある柏沼南ロジスティクスセンターにおける在庫管理やプロセスの最適化を図ると発表した。
オムニチャネル化による成長戦略に対応するために、DHLは4拠点に分かれていたベイクルーズのサプライチェーンオペレーションを2016年にKSLCの約3万平方メートルのスペースに集約し、現在はこの一拠点ですべての販売在庫を保管している。DHLは、倉庫管理システム(WMS)を活用し、ベイクルーズの店舗向けおよびEC用在庫の一元管理と商品供給を行ってきた。拠点統合後、効率化を通じて入出荷能力は倍増し、正確かつ迅速な出荷処理により顧客のニーズによりよく応えられる態勢が整ったという。さらに、DHLサプライチェーンはRFID技術の活用を進めており、これにより入出荷製品のデータをリアルタイムで取得し、入出荷状況が把握できるようになる。これは全体的な効率化、人的ミスの削減につながるだけでなく、在庫管理の精度を高めるとしている。
DHLサプライチェーンは、ベイクルーズの長期的なデジタル化戦略を支えるべく、今後数年間でデータアナリティクス、モノのインターネット(IoT)、ロボティクス、自動化技術などの検討を進め、更なる在庫管理の最適化を図っていく予定だ。