「Customer 360 Audiences」と「Interaction Studio」を国内提供開始(セールスフォース・ドットコム)

2020年12月9日8:00

セールスフォース・ドットコムは、「Customer 360 Audiences」および「Interaction Studio」を2020年12月8日より国内で提供開始した。

Customer 360 Audiencesは、さまざまなタッチポイントでパーソナライズされた体験を提供するカスタマーデータプラットフォーム(CDP)となる。Customer 360 Audiencesを活用することで、マーケティング担当者はさまざまな顧客データを取得、統合し、セグメント化、活性化が可能となる。マーケティング担当者へ顧客に関する情報源(Single Source of Truth)を提供し、マーケティング、コマース、サービス、セールスなどの分野でパーソナライズされた顧客体験の提供を支援するそうだ。価格は月額150万円から(組織あたり)となる。

具体的に、メールやオンライン履歴、Eコマース、CRMデータなど、複数のチーム、デバイス、システムにまたがる顧客データを一元化する。また、ファーストパーティ、セカンドパーティ、サードパーティのデータを組み合わせて、特殊なオーディエンスセグメントを作成・分析できる。さらに、送信拒否や同意のフラグを設定できるダッシュボードと安全なプロビジョニング手法で、顧客データや同意内容を簡単に管理。GDPRやCCPAなどの新たな法的基準に自動的に準拠しているそうだ。

また、ソーシャルプラットフォームやオンライン広告などに合わせてカスタマイズされたコンテンツを、適切なセグメントや顧客タイプに向けて発信する。さらに、複数のチャネルやクラウドから深いインサイトを抽出:マーケティング、コマース、営業、サービス、それぞれのやりとりから顧客の全体像を正確に把握し、データにもとづいた最適なライブキャンペーンを展開できる。

Interaction Studioは、リアルタイムパーソナライズとインタラクション管理ソリューションとなる。Interaction Studioにより、さまざまなチャネルで1to1のエンゲージメントを行うことが可能となる。

具体的に、詳細な行動追跡、さまざまなソースからのデータ集約、アフィニティ モデリングを通じて、顧客一人ひとりの興味や意図を正確に把握する。また、マーケターにとって使いやすく、カスタマイズ可能なアルゴリズム でデータを分析。リアルタイム(30 ミリ秒以下)で判断を下すため、 あらゆるやり取りが 1 対 1 レベルで調整されるという。さらに、特定のチャネルでのやり取りから学習した顧客の特徴を活用して、さまざまなチャネルにおける体験を即座に改善する。そのほか、継続的な A/B テスト、レポート、分析を通じて、パーソナライズ キャンペーンやカスタマーエンゲージメントを最適化できるとしている。

New Retail Navi編集部

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