2020年9月29日20:44
伊藤園は、同社が制定した2020年10月1日「日本茶の日」に合わせて、遠隔操作で動く3Dバーチャルキャラクター(アバター)を活用した店頭推奨販売の展開を開始すると発表した。
同社は、アバターによる接客VTuberサービス「CharaTalker(キャラトーカー)」を活用、 アバターに「お~いお茶くん」を起用した新しい店頭推奨販売策として、「アバター・ティーテイスター お~いお茶くん」を導入する。「アバター・ティーテイスター お~いお茶くん」は、実際に店頭に人が立たなくても、リアルタイムで利用者と対話することができるシステムだ。店頭に設置したカメラとモニターに投影された「アバター・ティーテイスター お~いお茶くん」を通じて、離れた場所にいる当社従業員が利用者と対話するという。
操作する従業員には、お茶に関する豊富な知識を有する厚生労働省認定「伊藤園ティーテイスター社内検定」の資格保有者(ティーテイスター)を配置することで、 実際に店頭に人が立たなくても、利用者に製品をおすすめしたり、お茶に関する疑問に答えたり、売場イベントを開催したりすることが可能だ。
また「アバター・ティーテイスター お~いお茶くん」は、操作する人の表情や動きに連動しているほか、ボイスチェンジ機能も備えているため、豊かな表情と自然なジェスチャーの「お~いお茶くん」が売場で接客するそうだ。
これにより、 ティーテイスターの知識を生かしながら 例えば利用者の好みを聞いた上でおすすめの茶製品を提案したり、簡単なクイズの出題を通してお茶に関する情報を提供したりといったことを、売場にいなくてもできるようになる。