フジと共同でAI健康アプリ「カロママ」を活用した実証実験を開始(リンクアンドコミュニケーション)

2020年9月2日16:43

リンクアンドコミュニケーションは、中国・四国地方を中心にスーパー「フジ」を展開するフジと共同で、同社のAI健康アプリ「カロママ」を活用した実証実験を開始すると発表した。

実証実験では、フジが展開するフジグラン松山(松山市宮西)にて「カロママ」の利用モニターを募集。食事写真の画像認識などを通してアプリに登録した個人の食事データなどのライフログ(生活習慣データ)から、AI管理栄養士によるパーソナルな食事・メニュー提案を行う。実証実験は2020年9月16日に開始する。

パーソナルな健康メニュー提案の例(リンクアンドモチベーション)

同実証実験では、フジグラン松山の来店客の中から応募した「フジモニター」、および現在の「カロママ」ユーザーから応募した「カロママモニター」を対象に、アプリ内のAI管理栄養士による2億通り以上のアドバイスを通じて、本人の健康を考えたパーソナルな健康メニューや食材を個別に提案する。特に「フジモニター」には、フジグラン松山での特売などのおすすめ商品と連動することで、自分の健康に合ったお買い物ができるようになる。

「カロママ」は、毎日の食事や運動、睡眠などのライフログに、AIがリアルタイムにアドバイスを行うAI健康アプリだ。対象はダイエットや健康管理を考えている人となる。食事を記録すると、独自のアルゴリズム・AIが食事の評価を行い、改善点や次の食事のメニュー提案まで、2億通り以上のアドバイスを自動で提供する。

また、特許権を取得した「食事量の自動認識技術」を備えた食事画像認識AIが食事写真を自動認識。カロリー計算や栄養価計算を自動で行う「カロママ」は、アプリ利用者専属の「AI管理栄養士」だという。フジグラン店のおすすめ商品情報をもとに、本人の健康状態を考えて、健康のために必要な栄養素が入っている健康メニュー・レシピ・食材・商品が提案される。

「カロママ」による健康アドバイスとパーソナルな健康メニューの提案により、どのような行動変容があったかの検証を実施。また、ID-POSなどの購買履歴との連携により購買行動の変化も検証するそうだ。

なお、2020年9月16日~2020年12月までを第1弾、2021年1月〜3月を第2弾として展開予定だ。

New Retail Navi編集部

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