IoT宅配ボックスサービスの 事業化に向けた実証実験(ソフトバンク)

2020年8月28日19:00

ソフトバンクは、物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的に、IoT宅配ボックスサービスの事業化に向けた実証実験を行うと発表した。パナソニックおよびビットキーの協力の下、両社が共同開発したIoT宅配ボックスを用いて実証実験を行い、2020年度内の事業化を目指す。

実証実験のイメージ(ソフトバンク)

新事業では、主に一戸建ての居住者向けに、初期費用不要のサブスクリプションモデルによるIoT宅配ボックスサービスの提供を目指す。スマートフォン向けの専用アプリを使ったBluetoothによる解錠機能のほか、集荷を伴う他のサービスとの連携なども視野に入れており、住宅業界や家庭向けインフラ業界と協力した販売活動などを検討する。今回の実証実験では、ソフトバンクが自社の社員を対象にIoT宅配ボックスおよび専用アプリを提供し、システムの実用性やユーザーの利便性を検証する。使用する宅配ボックスはパナソニックとビットキーが共同開発したもので、専用アプリとBluetoothで接続して操作することにより解錠できる。耐久性・耐候性に優れ、工事不要で設置できるパナソニックの宅配ボックスに、ビットキーの高セキュリティーなデジタル認証技術を活用した鍵の開閉機能を備えることで、ユーザーの利便性と安全性を確保するという。また専用アプリでは、宅配ボックスの解錠の他、荷物の配達予定日時や配送状況の確認などを行うことが可能だ。

New Retail Navi編集部

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