ベルトコンベア型ソーティングロボットシステム「t-Sort+」を庫内実行システムと合わせて提供(プラスオートメーション)

2020年8月27日18:54

物流ロボティクスサービスRaaS(Robotics as a Service )を提供するプラスオートメーション(+A)は、Zhejiang Libiao Robots Co., Ltd.(本社:中国浙江省杭州市)が製造するベルトコンベア型ソーティングロボットシステム「t-Sort+」に独自に開発した庫内実行システム:WES(Warehouse Execution System)を組み合わせ、国内で本格的にサービスを開始したと発表した。

方面別仕分け現場への導入事例。 短導入リードタイム、 レイアウト変更可、 月額定額制等、 機動的かつ柔軟なサービス(プラスオートメーション)

同サービスは、 通過型物流センター(TC)での箱物・非定型物・重量物の方面別仕分け現場や、 在庫型物流センター(DC)での出荷商品の仕分けや荷合わせ作業現場等に提供可能だ。初期費用ゼロ円から、月額定額制のサブスクリプション型のRaaSにより省人化と同時に生産性向上を手軽に実現可能だという。また、+A独自開発のWESを活用することで、 利用者の倉庫管理システム:WMS(Warehouse Management System)や既存機材と、「t-Sort+」の連携を容易にした。従来よりもさらにスピーディーなシステムインテグレーションが可能となり、最短数日での導入を実現するとしている。

今回導入した物流現場では、 従来は手作業で1日3,000個の大型・重量物(縦横サイズ:~70cm×70cm、 重量:~30kg)の仕分けをしていたが、「t-Sort+」を導入することで、省人化と同時に出荷能力の向上を図った。また、設計段階から導入段階に進むにあたっては、固定式マテリアルハンドリング機器には無い「t-Sort+」ならではの機動性と柔軟性を活かしている。具体的には、ロボットの走行ステージには標準的なプラスチックパレットを、仕分け口シュートには段ボールを活用することで、レイアウト変更や拡張・縮小、走行ステージ高さ調整、仕分け先数の変更等を実施した。今後はRaaS契約に基づき、繁忙期にロボット台数を追加することも可能となっている。

New Retail Navi編集部

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