ヤフオク! 、PayPayフリマ利用者は「ネコポス」送料を個人間取引で最安の170円に(ヤフー/ヤマト運輸)

2020年8月24日19:16

ヤフー(Yahoo! JAPAN)とヤマト運輸は、インターネットオークションサービス「ヤフオク!」、フリマアプリ「PayPayフリマ」において、非対面配送の連携を強化すると発表した。2020年9月1日から、両社が提供している全国一律の配送サービス「ヤフネコ!パック」の中で、ポスト投函型のサービスである「ネコポス」の送料を、個人間取引の中で「ネコポス」最安の170円(以下価格は税込)で提供する。さらに利用者が荷物の置き場所を指定可能な「置き配」をはじめさまざまな受け取り方が選択できるEC向け配送商品「EAZY(イージー)」を、まずは「PayPayフリマ」に今秋導入する。また、8月24日より、一般のユーザーに向けた、無人の宅配便ロッカー「PUDOステーション」の設置希望アンケートを、「ヤフネコ!パック」ページ上で開始する。

個人間取引における非対面の配送連携を強化(ヤフー/ヤマト運輸)

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたEC需要の高まりの中、ポスト投函型の配送サービス「ネコポス」の取扱量は、4月~7月までの累計で47.9%の増加となった。荷物をポストに届けることで購入者とセールスドライバーの接触が避けられ、非対面での受け取りを希望する人にも評価されているそうだ。

また、3月にYahoo! JAPANとヤマト運輸が協力し、Web上で実施した「PUDOステーション」での受け取りを活用した発送キャンペーンは好評を博し、キャンペーン実施後は「ヤフネコ!パック」の発送において、全国約5,500台設置している「PUDOステーション」全体の利用率が約2倍に増加している。

今回の取り組みとして、9月1日から、ポスト投函型配送サービス「ネコポス」を出品者による送料負担の場合、従来の全国一律195円から、個人間取引の中で「ネコポス」最安の全国一律170円に変更する。一般的なポストにそのまま投函可能なサイズ(A4サイズ、厚さ2.5cm、1kg以内)であり、非対面配送が手軽に実践できるサービスとして、これまで以上に利用しやすい価格となる。なお、送料を落札者負担に設定する場合も、210円(従来225円)に変更する。

また、「置き配」をはじめとした、さまざまな受け取りニーズを実現するEC向け配送商品「EAZY」を、「ヤフオク!」、「PayPayフリマ」に導入予定だ。まずは今秋、「PayPayフリマ」が先行して導入し、その後「ヤフオク!」にも対応予定となる。また、すでにYahoo! JAPANが運営するオンラインショッピングモール「PayPayモール」、「Yahoo!ショッピング」の一部のストアには導入を完了している。

New Retail Navi編集部

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