2020年8月19日19:43
イオンは、2019年11月に英国テクノロジーおよびネットスーパー企業Ocado Group plcの子会社であるOcado Solutionsと日本国内における独占パートナーシップ契約を締結したと発表した。
2019年12月に、イオンネクスト準備株を設立し、2023年に、最先端のAI及びロボティクス機能を導入した日本初のCFC建設とネットスーパー事業の本格稼働を目指し、準備を進めている。
8月19日、イオンネクストは、千葉市緑区誉田町に国内初となるCFC(顧客フルフィルメントセンター)建設予定用地の取得に関する予約契約をエム・ケーと締結した。
CFCの特長は、センター内で約5万品目の商品を品揃えすることができ、さらにロボットとAIによる24時間稼働や効率的なピックアップにより、安定的な供給力を誇る点だという。Ocadoのソリューションを活用し、CFC内のロボットは50点の商品を約6分間で処理することが可能だ。
また、最先端のAIアルゴリズムを用いて、常に最適な配送ルートを特定することができるという。
今回、誉田に建設するCFCの建築面積は27,500平方メートルで、千葉県および首都圏を対象に生鮮食品を含む暮らしの必需品を中心に、オンラインで利用者から注文を受けて宅配するオンライン・スーパーマーケットのサービスを提供する。
新たなCFCは、 ロボットとAIを活用したイオンネクスト第1号の大型自動倉庫として、 日本事業のモデルとなる。「いつでも、 どこでも」届けるというミッション達成に向け、今後数年内に同様の施設の建設を計画している。
また、2023年の事業開始時には、千葉県で約700人程度の雇用を計画している。千葉市とは「ネクストコア千葉誉田プロジェクト」として地域活性化の連携をすすめており、千葉県内の地域経済活性化に貢献していきたいとした。