オムニチャネル体験を強化し、7カ国でオンラインショップオープン(ブルガリ)

2020年5月20日10:10

ブルガリは、世界規模のデジタル拡大を踏まえ、新しいイーコマースのプラットフォームとして、シンガポール、アラブ首長国連邦、イタリア、フランス、韓国、メキシコ、ブラジルの7カ国にて順次、2020年5月20日~7月29日の間、オンラインショップをオープンすると発表した。

ブルガリの統合されたオムニチャネル体験は、 2000年後半に初のイーショップとしてスタート。次いで、プラットフォームのリニューアル、カスタマーケアや主流のサービスオペレーションへとつながるロジスティックの進展などを経て、現在ブルガリはアメリカ、カナダ、中国、日本、イギリス、ドイツ、スペイン、およびオーストラリアの8つの主要な国々でイーコマースを運営している。各地域では、注文された商品は自宅への配送またはブティックでの取り寄せを行っており、また希望によりオンラインからのアポイントメントも受けている。

店舗とオンラインの円滑な相互連結を追求することで、ブルガリはこの過去2年間、購入前、購入されている間、そして購入後にわたる、店頭およびイーコマースにおけるクライアントと触れる全てのタッチポイントにシームレスな経験を提供することに努めている。来店したクライアントの約80%以上が、 公式サイトやソーシャルメディアなどを通してブルガリとデジタル上でのコンタクトがあるそうだ。

ブルガリでは、クライアントニーズの高い専門的な知識を持つプロフェッショナルなチームが、ローマ生まれのメゾンが築いたオンラインショッピングの戦略の要と言えるそうだ。もう1つに、オンラインショッピングの工程として、より立体的且つ臨場感のある3Dプロダクトイメージ、フリーシッピングやデリバリーの柔軟性(希望につき24時間以内の対応も可)、カスタマーサービスを通してのオンラインでの無料返品および店頭での無料返品や使用頻度の高い購入方法の選択などのサービスやツールを用意しており、特にジュエリーなどのラグジュアリー品の購入におけるいくつかのタブーがデジタルチャンネルでは対応可能になるとしている。さらには、おもてなしの一環としてオンラインショッピングをした人には、唯一無二のパッケージに包み、ローマのコンドッティ通りにあるブルガリ本店のストアデザインにある幾何学模様がデザインされた特別なボックスに商品を収め、届けているという。

New Retail Navi編集部

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