2019年10月21日12:00
Supershipおよび明略科技集团有限公司(Mininglamp Technology/マイニングランプテクノロジー)の日本法人であるLeading Smart Systems(リーディングスマートシステムズ)の両社は、このほど、パートナーシップにおける第1弾のサービスとして「KOL評価パッケージ」の提供を開始した。
Supershipは、Mininglamp Technologyの日本初の戦略的パートナーとして、日中間のクロスボーダーマーケティングを実現するため、Mininglamp TechnologyグループのMiaozhen Systems(ミョウゼンシステムズ)、AdMaster(アドマスター)、 nEqual(エヌイコール)が持つデータ解析技術、Supershipの日本市場でのデータ活用における知見などのアセットを相互に拠出し、日中横断でのデジタルマーケティングプラットフォームの構築・運営、 共同での市場開拓を推進している。
現在、中国ではKOL(Key Opinion Leader:専門的な知識を持ったインフルエンサーの総称)によるSNSプロモーションが、マーケティングにおいて重要な施策の1つとなっているそうだ。
一方で、フォロワー数やエンゲージメント数が実態と乖離しているなどといった課題も生まれている中、Mininglamp Technologyグループでは、KOLのアクティブフォロワー数の計測やKOLを通じたエンゲージメントを測るツールによって、よりマーケティング効果の高いKOLの選定および効果測定を提供しているという。
このほど、Supershipが提供を開始した「KOL評価パッケージ」は、中国では一般的に行われているKOL効果測定のサービスを日系企業のニーズに合わせて独自にカスタマイズしたものとなる。インバウンドプロモーションや越境ECのプロモーション展開において多用されるKOLを活用したキャンペーンに同サービスを活用することで、日系企業はこれまで正確な効果が不明瞭だった中国でのKOL施策の効果を可視化できるようになり、KOL施策におけるROASの最大化を図ることが可能だ。
「KOL評価パッケージ」では、「広告主が保有しているKOLリストの調査」「ターゲット情報に基づいた優良なKOLリストの作成」「KOL施策後の事後調査」の3つのメニューを提供する。
まず、広告主がすでに作成しているKOLリストから、対象KOLのアクティブフォロワー数調査、同ジャンルでの競合KOLとのアクティブフォロワー数比較、エンゲージメント比較などを行う。 過去に効果測定を実施していなかったKOL施策の効果測定を行うことで、 次回の施策設計に活用することができる。
また、「商品ジャンル」「ブランド名」「利用プラットフォーム/SNS」「性別・年齢」「趣味嗜好」など、 マーケティングを実施する商品とターゲット情報から、 エンゲージメントを獲得できる最適なKOLを提案する。
さらに、評価レポートでは、Weibo、小紅書、WeChat等を対象としたSNSプラットフォームを活用したKOL施策による効果を、施策実施前後のエンゲージメント数、アクティブユーザーのエンゲージメント数、コメント数などの指標で評価・分析するそうだ。