2021年7月13日7:00
アドインテは、大手流通小売業と連携したリテールメディアAdsプラットフォームが、広告配信から購買データ分析が可能な決済流通総額データが6兆7,000億円を超えたと発表した。
ここ数年、店舗をメディア化する海外の小売企業が広告業界に台頭し、広告メディア事業で大きな収益を上げる成功事例が、メディアで目にする機会も増えてきた。GAFAなどのデジタルプラットフォーマーに頼らず、リアルな店舗を購買行動データの収集場所とし、オンライン・オフラインのユーザータッチポイントをメディア化していく事例も国内外で増えつつある。さらには、小売企業が保有する会員情報やID-POSデータなど、CDPに格納したデータを起点としたインストアメディアへの配信やSNSなど外部メディアへの配信から購買分析までを可能とし、ブランドメーカーの精度の高いマーケティング施策が可能となってきている。
ポストCookieなど、広告業界に広がる問題や課題解決の一つとして、OSに左右されない広告メニューの活用として、リテールメディアへ広告出稿や活用に関する相談ブランドメーカーから多くなっているという。
日本でもリテールメディアの構築が加速しており、同社の顧客である小売企業と共同開発したリテールメディアや広告販促領域のDX支援も40社を超え、今後も、流通小売業のリテールメディア開発の支援を強化していきたいと考えているそうだ。