NTTデータと需要予測の精度向上のTwitter集計データサンプルのPoC提供(DataRobot, Inc.)

2021年7月12日8:00

DataRobot, Inc.は、2021年7月9日、NTTデータと、新たにデータパートナー契約を締結し、Twitter集計データサンプルの提供を開始したと発表した。同取り組みは、NTTデータが2012年から全量Twitterデータを扱っていることから実現したという。

具体的な連携イメージ(DataRobot, Inc.)

メーカーや小売・流通事業者の多くは消費者トレンド把握のため、ソーシャルメディアなどの社外データ使って将来の需要を推定しようとしている。しかし、コストのかかる社外データの価値がはっきりとわからないまま導入することは難しく、さらに、AIで活用できるようデータをクレンジング処理するなどの加工技術が必要なことも負担となり、その処理したデータで予測モデルを生成することが難しい現状がある。

同契約によりNTTデータは、DataRobotで使えるようにあらかじめ加工したTwitter集計データサンプルを一部無償で提供する。DataRobot利用企業は、DataRobot上でデータサンプルを取得し、AIを用いて需要予測モデルの検証を行い、早期にデータの本格活用に向けた検討を開始することができるという。今後はさらに両社の技術を活用して、未来のトレンドや消費者ニーズを予測可能にする先進的な技術開発にも取り組んでいく。

New Retail Navi編集部

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