完全循環型ペットボトルリサイクルスキーム構築へ(川崎市/日本環境設計/サミット/寺岡精工)

2021年7月2日17:11

川崎市、 日本環境設計、 サミット、寺岡精工は、小売店・リサイクラー・メーカーのパートナーシップによる、消費者の参加を軸にしたボトルtoボトルの「完全循環型ペットボトルリサイクルスキーム」構築の実証実験を、川崎市内で実施すると発表した。

7月7日kら半年間、市内のサミットストア3店舗に、寺岡精工のペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ(DRV-100T)」を設置し、来店客が持参した使用済みペットボトルを回収し、日本環境設計のケミカルリサイクル技術により新たなペットボトルへとリサイクルする。

ボトル to ボトルの「完全循環型ペットボトルリサイクルスキーム」構築の実証実験(サミット)

同実証実験では、プラスチックごみ問題の解決、資源の有効活用と低炭素型リサイクル実現のため、ボトル to ボトルの完全循環型リサイクルスキームの構築を目的に実施する。川崎市、同市に本社を置くリサイクル事業を手掛ける日本環境設計とそのグループ会社であるペットリファインテクノロジー、市内のスーパーマーケット「サミットストア」、ペットボトル回収機メーカーの寺岡精工が連携した「産官民」の実証実験で、店頭の回収機で使用済みペットボトルを回収し、ケミカルリサイクルにより再びペットボトルにリサイクルする「地域内循環」の取り組みとしては国内初となるそうだ。

7月7日より、川崎市内のサミットストア尻手駅前店、南加瀬店、中野島店の店頭に寺岡精工のペットボトル減容回収機を設置し、消費者にペットボトル持参の協力を呼び掛ける。 回収したペットボトルは、使用済み製品の回収プログラムの運営を複数手掛けてきた日本環境設計の知見と独自のケミカルリサイクル技術「BRING Technology」を用いて同社グループ会社のペットリファインテクノロジーによりペットボトルに生まれ変わる。生まれ変わったペットボトルは飲料メーカーにて新たな商品となって、再び店頭に並べられることを目指す。

New Retail Navi編集部

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