アルページュがSTAFF START導入、店舗スタッフのオンライン接客強化(バニッシュ・スタンダード)

2021年5月6日20:29

スタッフのDXアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」を運営するバニッシュ・スタンダードは、アルページュへのサービス提供を開始したと発表した。

STAFF STARTは、店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするサービスだ。導入したアパレル企業で最も利用されている「コーディネート投稿機能」は、店舗スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけてECサイトやSNSに投稿する機能で、その投稿を通じて商品紹介やコーディネート提案といった接客対応を行うことができる。また、スタッフの投稿を通じて達成されたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。

現在、アパレルや化粧品ブランドを中心に1,200を超えるブランドに導入されている。2020年のSTAFF STARTで作成されたコンテンツを経由した流通金額は昨年比約2.75倍の約1,104億円を達成している。

アルページュECサイトでのコーディネートページ(バニッシュ・スタンダード)

今回、人気アパレルブランド「Apuweiser-riche」、「JUSGLITTY」などを展開するアルページュにSTAFF STARTのサービス提供を開始、店舗スタッフによるコーディネート投稿が始まった。投稿内では、ブランドのアイテムを使ったコーディネートの紹介のほか、各商品のサイズ感や素材感、着用感など、実際に商品を手に取ることができないと難しいディテールについての紹介も行われている。導入ブランドの中には、ECサイトで投稿を見た顧客がスタッフに会いに店舗を訪れるという循環も生まれており、店舗スタッフを軸にオンライン・オフラインの垣根を超えた接客、顧客体験の創出が期待される。

また、アルページュが所属するTSIホールディングスでは、ECサイト「MIX.TOKYO(ミックスドットトーキョー)」がスタッフのコーディネートをメインとするコンテンツとしてリニューアルされ、店舗スタッフを軸とした“スタッフコマース”が強化されるなど、グループ全体でオンラインでも店舗スタッフの力を発揮させていく取り組みが進んでいるそうだ。

New Retail Navi編集部

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