2021年3月5日19:39
日本ユニシスと東芝テックは、小売業の多様な課題を解決する未来型店舗の創出を目的とした共同プロジェクトを開始すると発表した。
昨今、小売業における労働力不足は、店舗運営そのものが危ぶまれる事態に直結するほど大きな社会課題となっている。
小売業各社では少人数で店舗運営を行う体制作りが求められており、業務の標準化・システム化の検討が進んでいる。
また、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で、店舗への出勤者数や勤務時間の抑制など業務省力化に向けた施策が強化されている。さらに、ショートタイムショッピングや、BOPIS(Buy Online Pick up in Store)が注目されている中、店舗業務とデジタルの掛け合わせや、ICT の活用の余地が大きいと捉えているという。
同共同プロジェクトを通じて、両社は ICT サービスおよび POS システムのリーディングカンパニーとして、日本ユニシスの小売業向け業務システム構築で培った ICT 実装力と東芝テックの POS システムを活用した店舗課題解決力を融合し、SDGs の浸透による価値観の変化についても念頭に置きながら、小売業向けに新たな顧客・体験価値を提供し、未来型店舗の実現を目指す。
なお、未来型店舗実現に向けて、サービス提供者、スタートアップなどと連携し、小売業のお客様との実証実験を予定している。