「スマートレシート」がユビレジのクラウド型POSアプリに追加(東芝データ)

2021年2月25日19:03

東芝データが提供支援を行う東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート」が、2021年2月25日、ユビレジが提供するiPadを活用したクラウド型POSシステム「ユビレジ」のアプリに追加された。東芝データは、2020年5月にユビレジ社の第三者割当増資を引き受け、「ユビレジ」に「スマートレシート」を導入することを目指してきた。今回の追加により、飲食・小売など3万以上のユビレジ導入店舗で「スマートレシート」の利用が可能となる。

図 アプリ画面連携イメージ(東芝データ)

クラウド型POSはiPad等の端末に専用アプリケーションをインストールし、クラウドと連携させることによりPOSレジ機能を実現する。軽減税率対応や、新型コロナウィルス感染症対策としての非接触化を追い風に、ユビレジが主にサービスを展開する飲食・小売業界でも、キャッシュレス決済サービスとの連携や迅速な決済、在庫・顧客管理が可能なクラウド型POSの導入が加速しているそうだ。

「ユビレジ」アプリへの「スマートレシート」の追加により、飲食・小売事業者は、紙レシートのコスト削減に加え、低コストで顧客へのデジタルクーポンの配信・デジタルキャンペーンの展開といったデジタルマーケティングを展開できる。飲食・小売事業者が、デジタルマーケティング施策を展開する時にネックとなっていたシステムの開発・導入コスト負担を最小化することで、中小規模の小売店舗であっても「スマートレシート」のインフラを最大限に生かしたデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現が可能になる。

一般消費者においては、レシートレスで、スマホによる購入明細の取得・確認が可能となる。また、購買履歴に基づいたお得な飲食や買い物を楽しむことができるとしている。

さらに、「スマートレシート」は、飲食・小売事業者、一般消費者の双方に対してレシートやポイントカードの受け渡しの接触機会の低減を実現するそうだ。

東芝データは、ユビレジとの連携により実購買データの取得領域を拡大し、データビジネスの基盤強化を推進する。さらに、全国各地のスマートシティ構想や自治体・地域のDXの取り組みに対して、リアルタイムの購買情報を使った店舗間の相互送客等、店舗横断型のデータ活用を提案する。また、購買データとヘルスケアデータを連携させることで、人生100年時代に向けた予防医療や健康増進などのデジタルヘルスも検討していく。

New Retail Navi編集部

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