感染リスク低減対策でウィズコロナ時代の店舗・施設管理を支援(セイコーソリューションズ)

2021年1月29日12:54

セイコーソリューションズは、室内のCO2濃度を一定時間間隔で計測・管理し、基準値を超えた場合はアラームをプッシュすることで換気を促すクラウドサービス「CO2計測による3密回避支援サービス」を2021年2月上旬より提供開始すると発表した。飲食店や福祉施設などでは、同サービスの利用により3密を回避し、クラスター発生リスクを低減することが可能になる。

サービス全体外観図(セイコーソリューションズ)

新型コロナウイルスの感染リスクを低減するには適切に換気を行うことが有効とされているが、空調管理だけでは、換気のタイミングを計ることは難しく、うっかり3密回避のタイミングを逃してしまうことが避けられなかったという。また、スタンドアロン型のCO2センサーを使う場合、データの記録ができず店舗などの状況を後からトレースすることが困難だった。

「CO2計測による3密回避支援サービス」は、cynaps(シナプス)のCO2等計測IoTシステム「hazaview」と連携し、店舗や各種施設に設置した高精度CO2センサーが計測したデータをクラウドに送り一括管理を行う。店舗や施設責任者のスマートフォンにCO2計測値を常時表示するとともに、万一基準値を超えるCO2が計測された場合はスマートフォンの画面やスピーカー音で即時に異常を知らせる。見落とされがちなメールによる通知と異なり、リアルタイムで警告を把握し、迅速な対応を取ることができるそうだ。

また、計測したデータをチェーン店本部など管理部門に提供するサービスを用意しており、各店舗や施設の運営状況を後からトレースすることも可能だ。

同サービスを利用し適切な換気を行うことで、クラスターが発生すれば最低でも数十万円はかかると言われる消毒作業や休業による売上減の回避につながる。さらに、「数値に基づき適切に換気をしている」ことをホームページに掲載したり、ポスターに掲示することにより、利用者に安心感を与え、利用者の増加も見込めるとしている。

New Retail Navi編集部

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