2020年10月23日8:00
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、このほど中国最大の検索エンジンを提供する百度(北京百度網訊科技有限公司:Baidu, Inc.)の日本法人であるバイドゥの中国向け越境ECサイト「百分百(baifenbai:バイフンバイ)」と連携したECソリューションの提供を開始すると発表した。
バイドゥは、2020年8月に、日本製品に特化した中国向け越境ECサイト「百分百(baifenbai)」を開設した。初期投資を抑えた出店、出品が可能であり、テストマーケティングに最適なECサイトであるという。中国ユーザーへ向けた商品発送や決済すべてをバイドゥが一括して行うことにより、他の大手ECサイトに比べ、ローコスト、ローリスクで、中国向け越境ECの本格展開が可能となる。
また、プロモーションにおいては、百度が保有するビッグデータ、メディア、マーケティングツールなどを活用できることもメリットの1つ。百度の検索画面に広告形式で商品情報を掲載し、「百分百」内の商品ページへ誘導できる他、検索数、検索ワードのトレンドなどを反映した広告展開や、広告効果の検証が可能だ。
DACは、バイドゥの基幹代理店として、中国市場をターゲットとする日本企業に対し、「百分百」におけるプロモーションの企画から、商品サイト制作、広告運用までを包括的にサポートしていく。
DACは中国市場へ注力しており、2005年に北京DACを設立して以降、DACのデータドリブンマーケティングに関する知見や強みを活用し、中国国内で独自のデジタルマーケティングサービスやソリューションを開発・提供するなど、中国EC市場における戦略的な広告事業を、北京DACと共同で展開している。 DAC本社においても中国語ネイティブスタッフによる運用専任チームを設置するなど中国市場向けのマーケティング支援体制を整えており、2016年からは、インバウンドマーケティング向けソリューション「いらっしゃいませJAPAN!」を提供している。また、中国デジタルマーケティングにおける大手企業数社とも戦略的パートナーシップを結んでいる。