2020年10月20日7:00
いつも.は、ネット販売事業を強化したい飲食店向けに「飲食店特化フルフィルメントサポート」を開始すると発表した。飲食店のEC化のボトルネックである人と場所の問題を解消し、店舗・本部が商品開発・販促活動などのコア業務に専念できる環境を提供するそうだ。
店舗での飲食が減少している状況で、「テイクアウト」、「デリバリー」、「EC」などで活路を見出そうとする企業や店舗が増加している。一方で、ほとんどの店舗は、①店舗運営とのパラレル対応のため、注文から出荷まで時間が掛かっている、②店舗内で在庫するスペースが限られている、③宅配コストをほぼ定価で仕入れざるを得ない、④EC販売そのものに知見・ノウハウがなく、バックヤード設計を意識したプラットフォーム選定、および適切なバックヤード構築ができる人的リソースが確保できていない、といった課題がある。
このように、限られた資金・スペース・人員で集客のタッチポイントを増やしつつ、品質やサービスを一定に保ち、他店との差別化を図ることは難しいのが現状だという。
同社は、創業以来13年間で述べ9,500社以上に対してEC支援を行っている。化粧品、日用品、食品、家電、インテリア分野で蓄積したノウハウを飲食業に応用し、カテゴリー市場規模、販売シェア予測、競合との戦い方、事業計画など、根拠あるマーケティング戦略を提示し支援するそうだ。
具体的には、①物流作業の食品取扱専門チームによる土日祝稼働、翌日発送対応が可能、②自社サイト、楽天、アマゾンから無料ネットショップサービスまで物流倉庫とシステム連携可能、③物流センターからの出荷による運賃の削減、④冷凍・冷蔵の温度管理衛生管理が整っている物流センターにて安心安全の保管出荷体制、⑤百貨店ギフト包装、熨斗対応など複雑な梱包仕様によるブランディング対応、⑥都内23区エリアの店舗へ常温・冷蔵・冷凍の温度調整が可能な軽自動車、トン車の車両が店舗に在庫される商品を集荷、といったサポートが可能だ。今後は、配送可能エリアを順次拡大していくという。