2020年9月8日13:56
NTTドコモは、自動翻訳アプリ「はなして翻訳」において、電話翻訳機能の無料トライアルを、法人の利用者向けに 2020年9月7日から開始すると発表した。
同機能は、通話内容をリアルタイムで自動翻訳するものだ。アプリがインストールされた企業や自治体のスマートフォンで、外国人や外国人従業員からの着信を受けると、翻訳されたそれぞれの母国語で通話することが可能となる。対応言語は英語、中国語、韓国語。
飲食・宿泊・製造業・病院・自治体・旅客など、さまざまな業種で利用を想定している。同機能を活用すると外国人からの予約受け付けや各種問い合わせのほか、外国人従業員との勤怠に関するやり取りなどにおいて、電話による遠隔地での円滑なコミュニケーションが可能となる。なお、202 年12月までトライアル実施を予定しており、今後も参加企業を増やしていく。
今後は、トライアルの結果や参加企業の要望などを取り入れ、有料オプションとしての商用化を目指す。これまでは、「はなして翻訳」アプリをインストールしたドコモ回線のスマートフォンからの電話発信時のみ翻訳を利用できたが、同機能により電話着信時の翻訳にも対応する。発信側(外国人のお客さまや外国人従業員など)はアプリをインストールすることなく、電話をかけるだけで、翻訳を利用することができ、業務などでより利用してもらいやすくなるそうだ。