2020年8月31日17:33
セルートは、シェアリングエコノミー配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」が公開しているAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)を通じ、カインズが新たに展開する「C’z PRO」と連携して、C’z PROで購入した商品を当日配送するサービスの提供を2020年8月29日から開始した。
DIAqが公開しているAPIは、通販サイトやアプリにDIAqの機能を組み込み、指定場所への当日配送や当日回収を1時間単位で依頼できる法人向けのサービスだ。APIを通じてDIAqに登録している7,000名以上のアンカー(配達員)とつながることで、リアル店舗を「顧客接点」と「EC物流拠点」の両面で活用できるようになるという。それにより、顧客がほしいときに商品を受け取れるという、ラストワンマイル配送の新たな仕組みを構築できるという。
今回の連携により、社会生活を維持するうえで欠かせない建築分野におけるエッセンシャルワーカーの業務をサポートする仕組みを提供していくそうだ。
なお、C’z PROでは、会員専用アプリから「C’z GO!」(アプリ注文サービス)を使用して、店舗の全商品をリアルタイムに検索、購入することができる。さらに、商品の受け取り方法を、①(営業時間内に)店頭受け取り、②店外設置の「ピックアップロッカー」に預けて受け取る(24時間受取可能)、③現場に直接配送(有料)、と利用シーンに合わせて選択可能だ。
会員は、例えば翌日使用する部材を、前日に現場や自宅からスマホで注文し、翌朝店舗で受け取ることができる。その時、事前決済を選択した人は、キャッシュレスで商品をピックアップすることもでき、毎朝の部材仕入れの手間と時間を大幅に短縮することが可能となる。
また、店舗の営業時間内に商品の受け取りが難しい時は、店外に設置の24時間受取可能な「ピックアップロッカー」に預けることで、いつでも商品を受け取ることができる。さらに、店舗に寄る時間がない時や、現場で万一部材が足りない場合は、「現場最短当日配送サービス」(有料・店舗から5kmまで)にて直接現場で商品を受け取ることも可能だ。