ドラッグストアの購買金額、前年同月から約3%減少、訪日外国人が多い店は4割減少(True Data)

2020年5月7日10:22

True Data (トゥルーデータ) は、新型コロナウイルス感染拡大の影響があった2020年3月の全国ドラッグストアにおける購買金額の変化を発表した。全国ドラッグストアの購買情報(POSデータ)をもとに集計している。

これによると、全国ドラッグストアにおける2020年3月の1店舗当たりの購買金額は前年同月比2.8%減少した。1店舗あたりのレシート枚数が前年同月比6.0%増加した一方で、1レシートあたりの購買金額は8.3%減少した。新型コロナウイルス感染予防として、マスクや除菌グッズなどの目的商品のみを購入するケースが増えたと考えられる。

ドラッグストア全体の購買金額は2.8%減少(True Data )

また、同社が集計する店舗のなかからインバウンド購買の多い店舗を集計したところ、2020年3月の1店舗あたりの購買金額は前年同月比40.4%減少した。1店舗あたりのレシート枚数は前年同月比7.4%減少、1レシートあたりの購買金額は35.6%減少した。日本政府観光局(JNTO)の発表によると3月の訪日外国人数は、約93%減少している。同社の調査でもインバウンド購買が多い店舗では、ポイントカード等を持たない非会員の購買比率が低下しており、外国人観光客の減少を反映しているという。インバウンド購買は国内消費に比べ購買単価が高いため、訪日外国人数の激減により1レシートあたりの購買金額が大きく下がった。

インバウンド購買が多い店舗の購買金額は40/4%減少(True Data )

 

New Retail Navi編集部

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