和歌山県、福井県、富山県、群馬県で「シェアリングデリバリー」開始(出前館)

2021年1月19日19:32

出前館が運営する出前サービス「出前館」は、配達機能を持たない飲食店の代わりに同社が配達を担う「シェアリングデリバリー」を2021年1月に和歌山県、福井県、富山県、群馬県にて初展開すると発表した。

「シェアリングデリバリー」開始(出前館)

2017年から本格始動した、配達代行サービス「シェアリングデリバリー」は、配達機能を持たない飲食店でも、「出前館」が用意する配達代行機能をシェア利用することで、出前が可能になるサービスだ。このサービスは外食店舗が人手不足により実施できなかったデリバリーが可能になるだけでなく、注文可能な店舗が拡がることで、利用者の日常生活における食のレパートリーを増やすことができる。

年末年始より新型コロナウイルス感染者数が著しく増加し、2021年1月8日~2月7日までの期間、1都3県に緊急事態宣言が出された。緊急事態措置の実施区域である東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県においては、発令後1週間の「出前館」でのオーダー数は昨年対比で約2倍の伸びがみられ、デリバリー需要が高まっていることがわかった。

休業や営業時間の短縮を余儀なくされている飲食店も多く、売上確保のために新たにデリバリーを開始する店舗も増え、「出前館」への出店依頼も増加している。このような業況から「出前館」では、飲食店がデリバリーを始めやすい環境を整えるべく、地方への展開を早急に進めている。1月21日には和歌山県、福井県、富山県、群馬県の初展開地域を含んだ1都1道2府32県に配達代行サービス「シェアリングデリバリー」を開始予定だ。順次、拠点の拡大を図っており、2023年には全都道府県への展開を目指す。

New Retail Navi編集部

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