2020年10月26日18:56
AIと顔認識技術を提供するサイバーリンクは、ファブレス半導体企業である MediaTek Incとの技術提携を発表し、サイバーリンクの FaceMe AI顔認証エンジンが MediaTek の i350 Edge AI プラットフォームに対応すると発表した。同パートナーシップにより、高度なセキュリティと認証機能を備えた幅広いスマート家電、スマートホーム、パブリック・インターフェース・キオスク、小売店の POS システムに対して生体認証技術を適用することが可能になるそうだ。
MediaTek i350 edge AI プラットフォームをサポートしたサイバーリンクの FaceMe 顔認識エンジンは、顔検出、認識、特徴抽出により、約0.12秒で本人確認を行うことができるという。MediaTek の NeuroPilot プラットフォームは、ディープラーニングアルゴリズムを搭載した FaceMeの計算速度を大幅に向上させることができ、NeuroPilot の処理能力を利用することで、i350 による顔認識と顔属性抽出のパフォーマンスは最大3倍も向上するそうだ。生体認証は、セキュリティ、入退室管理、公共安全、スマートリテール、POS、注文端末、デジタルサイネージ、ホームプロテクションなど、さまざまな業界やユースケースに対応しているという。