置き配を標準の配送方法とした実証実験を多治見市で実施(Amazon)

2019年9月12日9:00

アマゾン合同会社(Amazon)は、利用者の注文時の配送オプションとして提供する「置き配指定サービス」の利便性をさらに向上させることを目的として、置き配を標準の配送方法としての利便性や効果を検証するため、国内初となる置き配を標準の配送方法とした実証実験を開始する。

今回の実証実験では岐阜県多治見市において、 2019年10月から11月までの約1カ月間、 Amazonで購入された商品の配送先が多治見市内の住所となる利用者(一部地域を除く)を対象に、「置き配指定サービス」を標準の配送方法とし、在宅・不在に関わらず、指定の場所に商品を届ける。また、実証実験期間中にも、置き配を希望しない場合には、対面でのお受け取りを選択可能だ。

実証実験では、 配送効率の変化(再配達率等)、毀損や紛失のデータ、対面での商品の受け取りを選択した人などに関するデータの集計を行い、実証実験期間の前後で、利用者への顧客調査の実施を予定している。

同実証実験に協力した多治見市の人々から得られた調査結果は、Amazonがさらに利便性を向上させ、注文商品を安全にお届けするための貴重な情報となるそうだ。

利用者は、「配送ボックス」、「玄関」、「ガスメーター」、「ガレージ」、「自転車の荷物かご」、「ビルの受付係」など、置き配を希望する場所をリストから選択できる。置き配が完了すると、ドライバーは専用のタブレットを使って、商品を配達した場所の写真を撮影する。利用者は、配達完了のメール、またはアマゾンの配達状況確認ページで確認することができる。天候やその他の状況により、利用者が指定した場所への配達が困難な場合は、利用者に連絡をとり、都合の良い他の配達方法を相談するそうだ。

すでにAmazonでは、2019年6月から、「置き配指定サービス」の実施エリアを拡大し、 現在東京都23区、愛知県名古屋市、大阪府茨木市、高槻市など大都市圏でサービスを提供している。

New Retail Navi編集部

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