ペットボトル減容回収機「Bottle Squash」を沖縄県内のセブン‐イレブンに導入(寺岡精工)

2019年9月20日11:00

寺岡精工は、ペットボトル減容回収機「Bottle Squash(ボトルスカッシュ)」を、沖縄県内のセブン‐イレブンに導入が決定し、2019年9月20日から稼働を開始した。

ペットボトル減容回収機「Bottle Squash(ボトルスカッシュ)」(寺岡精工)

近年、海洋プラスティックごみ対策は世界的な課題となっていることを背景に、同社製ペットボトル減容回収機の設置に至った。これまでもセブン-イレブンは、循環型社会の構築やプラスティック対策のため、同社製ペットボトル減容回収機を東京都と埼玉県の一部店舗に設置している。このほど、沖縄県内のセブン-イレブン店舗へも順次設置することにより、“Bottle to Bottle”のリサイクルをさらに推進することになる。

同社製ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」は、使用済ペットボトルを投入すると機内で圧縮することで、回収輸送の回数削減と、それに伴う排ガスと輸送コストを抑制する効果が期待され、昨今の環境需要の高まりから流通小売業を中心に、自治体、公共施設など幅広い業界から問い合わせが増えてきているそうだ。

沖縄県のセブン‐イレブンへ納入されるタイプは、幅広い層の人に投入を促す目的から、子どもや背の低い高齢者でも使用済みペットボトルを投入できるよう、投入口を約120cmの高さに設定した。コンパクトな箱型タイプでありながら、収納力は通常タイプより55%アップとなる1機あたり小型ペットボトル約280本の回収を実現し、店舗従業員の回収負担を軽減させる。

また、同社独自のプレ裁断圧縮方式を開発・採用したことから、減容したペットボトルを膨らみにくい状態に保ち、ペットボトルの飲み口部分を欠落しないように減容することもでき、減容したペットボトルの資源価値を高めたという。

この回収機で減容したペットボトルの形状はリサイクル材として日本で初めて意匠登録された。

利用者に対しては、回収時にポイント(nanacoポイント)が貯まるシステムを採用し、空ボトルの投入意欲を高める効果につなげる。また、読み取り面にカード(nanacoカード)をかざして投入口が開閉するため、不意な動きが心配な子どもにも安全な仕組みになっている。

New Retail Navi編集部

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