2019年10月23日8:00
ノジマと、パナソニックおよびパナソニック システムソリューションズ ジャパンは、ノジマがパナソニックの「電子棚札システム」を全184店舗に導入完了したと発表した。電子棚札の全店舗への導入完了は、日本国内で初の事例だ。
「電子棚札システム」は、価格の一括更新やセール・商品情報の提示などにより、店舗の業務効率化をサポートするもの。POSデータと価格表示を連携させることで、店頭の棚札の価格表示を更新でき、作業ミスの削減にもつながる。2019年10月1日の消費税率10%への増税に伴う切替対応時には、システムで一括更新を行い、店舗における切替作業時間をほぼゼロにすることができたとしている。
今回店舗に導入した電子棚札は全店舗合計で約140万枚、1.6インチから7.4インチまで4種類のサイズバリエーションで、商品によって最適な大きさのものを設置した。また、「白黒赤」3色表示の電子棚札を2017年に国内で初めて先行導入し、顧客にとってより分かりやすい棚札の表示デザインを両社で追求したそうだ。
ノジマでは、電子棚札システムによって、これまで価格変更などによる棚札の貼りかえに要していた膨大な作業時間を短縮し、店頭での接客対応に時間を充てることができるようになった。
なお、パナソニックは、電子棚札グローバルシェアNo.1のフランスのSES-imagotag社とアライアンスを組み、電子棚札ソリューションを提案している。