店舗向け電子棚札システム「D-ESL」を販売(フジテックス)

2019年9月4日19:11

フジテックスは、2019年9月から小売・流通業の店舗向け電子棚札システム「D-ESL:Dynamic Electronic Shelf Label」の販売を開始する。

電子棚札システム「D-ESL」(フジテックス)

フジテックスは、 大手小売りチェーンと共同で実証実験に取り組んでおり、今後は全国の拠点ネットワークを活用し、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、GMS、コンビニエンスストアなどの小売店を中心に、電子棚札システム「D-ESL」のパッケージ販売(棚札本体、サーバー、アクセスポイント、ルーター、専用レール、運用支援、システム保守)をワンストップで提供する。

「D-ESL」は、電子ペーパータイプで、すでにフランスやイギリスなど主に欧州を中心に2年間で100万個以上の稼働実績がある。特徴として、独自の特許技術によりネットワーク通信において、Sub-GHz(サブギガヘルツ)920MHz帯の無線ネットワーク通信を行うため、従来の赤外線やWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使うESLに比べ、さらに高い信頼性のある通信を実現し、店舗内での周波数の電波干渉問題を回避できるという。また、低消費電力の実現により棚札のバッテリー負荷を軽減させ、ネットワーク通信に必要なアクセスポイントやルーターなど、簡易設置を実現するため、低コストで導入できることが特徴だという。D-ESLは、大型店舗に加え、棚札数が1,000個~3,000個程度の中小規模の店舗でも導入しやすい価格設定になっているという。

New Retail Navi編集部

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