4月の流通額が前年同月比1.4倍、注文件数1.7倍に(GMO-MS)

2020年6月2日7:00

GMOメイクショップ(GMO-MS)は、ネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO」において、サービス利用の全ネットショップの2020年4月単月の流通額が、月間流通額としては過去最高となる前年同月比142%の197億円、 注文件数が前年同月比170%と大きく成長したと発表した。

2020年4月の流通額が前年同月比1.4倍、注文件数1.7倍に(GMOメイクショップ)

「MakeShop」の全ネットショップにおける2020年1月~4月の流通額の動向を見ると、 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした大規模イベントの開催自粛や、全国の小・中学校、高等学校などに臨時休校が要請された3月上旬、そして、緊急事態宣言が発令された4月上旬に増加の波が見られるという。特に緊急事態宣言発令以降の伸びは著しく、2020年1月~3月の月別の流通額は前年同月比120%台であったところ、 4月は142%を記録した。

「MakeShop」の全ネットショップにおける2020年1月~4月の流通額をジャンル別に見ると、『フード・菓子』が前年同期比187%、『ドリンク・アルコール』が前年同期比188%と大きく成長していることが分かった。注文件数では、『フード・菓子』が前年同期比232%、『ドリンク・アルコール』が前年同期比230%となった。同傾向は、飲食店の営業自粛・営業時間短縮で家飲み需要が増加したことや、外出自粛の要請を受け、食料品店への買い出しや飲食店の利用を控える人が増加したことなどが理由として考えられる。

さらに、食料品のEC利用が増加したこともあり、実店舗で飲食店を経営する事業者からは「ケータリング・デリバリーオプションや、物産品や食料品を扱う事業者を取りまとめてモール型のネットショップを構築したいというご要望に対応する「メーカー直送システム」に関するお問い合わせが増えている。これらの背景からGMOメイクショップでは、自社メディアでのノウハウ公開やキャンペーン実施など、飲食店や食料品店のEC化に向けたサポート体制を強化している。

New Retail Navi編集部

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